自分の勝手な判断でお客様を選んでいないか
昨日、大学時代の部活の先輩(ウメさんと呼びます)に何年かぶりに会いました。
ウメさんは今はカメラマンをやってますが、以前はバリバリの住宅営業マンでした。
1年くらい前に仙台から福岡に拠点を移したそうですが、フェイスブックの投稿を見て僕が福岡にいることに気付いてくれて、ご飯に誘って頂きました。
営業についてたくさん話を頂いたので、その中から一つ。
ウメさんが営業やってた頃に、定期的にやっていたことがあります。
ルイ・ヴィトンなどの一流ブランド店に行き、どんな接客されるのか勉強していたそうです。
あるときはジーパンにサンダルなど、あえてやぼったい服装で。
またあるときはビシッとしたスーツにヴィトンのバッグを持ってお店に行きます。
面白いことに、やぼったい服装のときは誰も接客してくれないそうです。
お金持って無さそうだし、どうせ買わない「ひやかし」の客だと思われたのでしょう。
逆に、スーツにヴィトンのバッグを持って行く場合は、新作のカタログ持って来られたりと、接客態度が全く違うとのことでした。
ウメさんはスーツのときは商品は買わずに、あえてやぼったい服装のときに商品購入するということをやっていたそうですがw
これは自分の仕事にも言えることだと思いました。
僕もテレアポや飛び込み営業する際に不動産会社の看板、社名、外観、働いているスタッフなどの情報で、顧客になりそうかどうかを判断することが多いです。
効率良く営業する為にはその感覚を持つこと自体は良いのですが、正しい知識や豊富な経験が無いのに判断すると、勝手にターゲットを狭めていることになります。
中には小規模でやっている会社だとしても、実は非常に儲かっていたり、新店舗を出そうかと考えていたり、若い社長に代替わりするタイミングかもしれません。
また以前はガチャ切りされた会社だとしても、今は検討してくれるかもしれません。
要は、お客様と接触してみるまでわからないのが営業です。
自分の判断で最初から諦めるのはもったいないですね。
見た目で判断せずに、あらゆる可能性を考えて営業する姿勢が大事だと思いました。