福岡支社の熱狂 いえらぶ福岡支社の不動産会社様への営業備忘録

株式会社いえらぶGROUP福岡支社の責任者をやってます。弊社は不動産会社様の売上アップの為のホームページや、業務効率化につながるシステムなどをご提供しております。本ブログでは福岡支社のことや、営業活動するなかで得た日々の学びや気づきを備忘録として残していきます。

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学生が考える安定と、社会人が考える安定の違いについて

先月くらいから2021年新卒の選考が本格的に始まっています。

最近は新型コロナの影響もあり、就活イベントやら説明会やらがぞくぞく中止になり、動画で説明会を流したりオンライン面談に切り替えている会社も多くなっている。

もしこれでオンラインでの採用活動が今後根付けば、企業側も学生側も今まで掛かっていたお金や時間がかなり浮くことにもなるので、それはそれで良いと思う。

僕が就活していた当時は、説明会や面接を受けるために仙台から夜行バスに乗って東京まで行くということを何度もやっていたので、就活だけでかなりお金を使っていた。

特に夜行バスはお金のキツさもあるが、隣の席との距離もキツいというダブルパンチ。

しかも隣の席の人がいびきをかき始めた日にはもう寝れない、あれはキツすぎる。

今回の件で同じような苦労をしている学生さんが少しでも減れば良いと思う。

 

僕も面接には関わらせてもらっており、弊社に面接に来てくれる学生さんから生の声を聞くと今年の就活は大変そうだと思うが、そんな状況下でも前向きな学生さんが多く、面接の度に刺激をもらっている。 

そんな面接の中で「学生が考える安定と、社会人が考える安定の違いを教えてほしい」という質問を受けて考えさせられることがあった。

確かに僕が就活してた頃に思っていた「安定」と、いま思い描く「安定」は大きく違っていた。

 

就活してた頃の僕は、大企業や有名な会社に就職することが「安定」と考えていた。

いわゆる大手思考という考え方、確かに職場環境も福利厚生も良いのでそれ自体を否定するわけではないが、特に当時の僕はやりたいことや目標も無かったので、浅はかな選択をしてしまったと思う。

運良く某大手企業に就職できたのだが、僕自身がそんな感じでフワっとしていたので仕事にやりがいを感じるわけでもなく、何か心にモヤモヤを感じながら社会人生活を送る日々。

そんなとき、社会人3年目になって当時の会社の経営は大きく傾いた。

社内では早期退職者を募集する事態にまでなっていたのを目の当たりにしたとき、大企業でもあっけなく潰れる可能性があることを実感した。

早期退職者の候補として、特に重要なポジションを任されていない40~50代の社員の肩が叩かれていた、上司としては嫌な役回りだったと思う。

肩を叩かれた人に多くの選択肢は残されていなかった、会社が転職先を斡旋してくれていたが、間違いなく今よりも条件が悪くなってしまうものばかり。

彼らには家族もローンも残されている、何とかして会社にしがみつくしかなかった。

大企業に就職することが「安定」ではないということを知った。

 

いま僕が考える「安定」とは、今の会社という組織から外れたときに一人で生き抜ける力を持っているかどうかだと思っている。

自分でお金を稼ぐ術を持っているか、又は他の環境に行ったとしても通用する考え方やスキルを身に付けているか。

一つの場所にしがみつかないとやっていけないようでは、いつか困ってしまうかもしれない、今回の新型コロナウイルスだって仕事が無くなってたくさんの困っている人が実際に出てきている。

だからこそ早いうちからいろんな経験値を積んでおきたい、現場仕事もマネジメント業務も経営側の考え方も身に付けておいた方が良い。

組織に寄り掛かって言われたことだけをやるのではなく、能動的に自分で考えて動けないと生き残ってはいけない。

就活はこれからの長いキャリアのスタートに過ぎないのだから、どうせ会社に入るのなら大企業に埋もれるよりも、たくさんの経験ができる会社が良いのではないか、と僕は思うようになった。

 

こんな感じで面接で質問してくれた学生さんには回答した気がする。

いまの会社に転職したときにそこまで考えていたわけではないけど、結果的にそんなことが経験できる環境に身を置けていると思う。

僕自身「安定」にはまだまだほど遠いのだけれど。