福岡支社の熱狂 いえらぶ福岡支社の不動産会社様への営業備忘録

株式会社いえらぶGROUP福岡支社の責任者をやってます。弊社は不動産会社様の売上アップの為のホームページや、業務効率化につながるシステムなどをご提供しております。本ブログでは福岡支社のことや、営業活動するなかで得た日々の学びや気づきを備忘録として残していきます。

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経営者の結婚はスタッフから祝福されないものなのか

先日、会社を経営している友人に会いました。

その友人は自分でIT関係の会社を起業してもう5年くらい経ちますが、事業の調子も良く、今では数人のスタッフを抱える会社の社長をしっかりやっています。

そんな彼と話をするたびに僕も良い刺激をもらうのでした。

 

そんな彼とご飯を食べながら話しているときに、近いうちに結婚することを教えてくれました。

これまでちょくちょく恋愛話も聞いていたので、僕は驚くと同時に素直に「おめでとう」とお祝いの言葉を伝えて、その後は結婚相手がいかに最高な女性かというノロケ話を楽しく聞かせて頂きました。

嫌みが全く無く、純粋に良い奴です。

まだまだ会社も忙しいだろうけど、幸せになってほしいと心から思います。

 

ただ彼の結婚を祝福しない人も中にはいるとのことでした。

同じ話を彼が信頼している側近のスタッフに話したときに「今の時期にそれは無いですよ」というような言葉が返ってきたそうです。

それを聞いた瞬間に「社長である自分の幸せは喜ばれないのか」と、彼の中でそのスタッフに対する信頼が一気に崩れてしまいました。

確かに会社として考えたときに、社長といえど結婚することで会社に貢献できる時間は少なくとも減ってしまいます。

だとしても、本当に信頼していた側近スタッフが彼を一人の人間として祝福するのではなく、あくまで会社や仕事として考えたときに祝福出来ないという反応だったのがショックだったらしいです。

かといって仕事でのクレーム対応などではちゃっかり頼ってきて「やっぱハンパないっす」なんて都合の良いことを言われて、責任は社長が全て背負います。

どこまでいっても割り切った関係だったのかと、価値観の違いをリアルに感じてしまい、今までと同じように信頼出来なくなってしまったという話でした。

彼としてはスタッフにも祝福してもらったうえで、大変になる分は自分がカバー出来るように頑張りますよ!くらいのことを言って欲しかったはずです。

 

「経営者は孤独」とはよく言ったもので、他人からしてみればほんの些細な、しかし本人としては孤独を感じてしまうような悩みを、世の中の社長はたくさん抱えているのだと思います。

経営者は特別な存在ではなく、一人の人間だということを忘れがちです。

もちろん会社を経営している以上は会社のことを優先的に考えるべきなのかもしれませんし、そこで働くスタッフも社長には理想の社長像を求めてしまいます。

ただ経営者も一人の人間なので全く完璧ではなく、遊びたいですし、誕生日は祝われたいですし、休みたい日もあるでしょうし、それこそ自分が結婚するとなったら皆から祝福されたいと思うのが普通なんだと思います。

僕は経営者ではないのでよくわかりませんが、彼がサラリーマンだった頃から見ていますし、その頃から彼は普通の感覚を持った人間でしたから。

 

仮に僕が経営者の立場で祝福されなかったらやっぱり寂しいなと思う一方で、逆にそのスタッフ側の立場で聞いたとしたら、同じように祝福できたのだろうか。

会社に属していても上司や部下とは仕事上の関係だけでなく、一人の人間としても向き合った付き合いをしていきたいなと思うのでした。