期日を切ってはいけない営業マン
先日、期日切りについての記事を書きました。
期日を切らない商談には価値が無いという内容です。
ですが、期日を切ってはいけない場面というのがあります。
お客様の感度が上がっていない場合です。
その商品やサービスが「欲しい」と思われていないのに、期日を切りに行ってはただウザイ営業マンになってしまいます。
別に欲しくもない商品に対して、
「今月中に買ってくれたらこのオプションもサービスしますよ!」
と言われても魅力的ではないですよね。
そもそも欲しいと思っていない状態でがんがんプッシュされてもウザイですね。
それがわかっていないとただの売り込みになってしまいます。
欲しいと思われていないのは、商談のなかでお客様にとってのメリットや魅力をまだまだ伝えきれていないのです。
期日切りうんぬんの前に、商談内容を見直すべきです。
また、まだ詰めきれていない問題が残っている場合も期日は切れません。
お客様のヒアリングが不十分で、どんな契約プランでどのオプションを付けるかなど、こちらの提案内容が固まっていない場合です。
この場合は、お客様の期日を切るのではなく、こちらが期日を切る段階です。
「〇日までに提案内容固めて資料作成します。」
など、具体的な話が出来るように動かなければなりません。
上記のような問題が解決し、お客様が欲しいと思ってくれる状態までこぎつけました。
ただ、「金額がなぁ。。。」とか「今忙しいから。。。」などのネガティブが出てくると思います。
こう言う場合の期日切りは効果があります。
「〇日までに結論頂けますか?お客様にとって一番良い条件が出せるように会社に掛け合いますので。」
という具合に、期日を切る代わりにお客様にもメリットを提示することが出来れば、より真剣に検討してくれるようになります。
まずは商談のなかで「欲しい」と思わせることが第一です。
いまの商談が期日を切る段階にあるのか、そこをしっかり見極められるようになりたいと思います。