最後は新人営業マンの熱意がお客様を決断させた
先月も月末に劇的なドラマが待っていました。
約2ヶ月近く追客しているお客様、社長自身も非常に忙しくて電話での連絡も取り辛く、検討して頂いてはいるものの、なかなか結論を頂けずにいました。
そして迎えた11月の最終日、ずっと追客していた新人営業マンが、もうアポ無しで直接会いに行って良いかと僕に提案してきました。
「断る!」僕はその提案を却下。
その社長には僕も何度か会ったことがありましたが、サービスの見極めには時間を掛け、導入のタイミングなどは全部ご自身で決めたい、そういう方でした。
営業マンの「やりましょう!」の一言で最後は決めてくださる方もおりますが、今回の社長はそういうのは逆効果で、むしろウザがられてしまうのではないかと思いました。
結論を早めてご契約を頂くことは大事ですが、深追いしたり急かすことで案件を流してしまうのは違います、その見極めは非常に難しい。
ですが新人営業マンの彼は何度も食い下がってきますし、月末で現状未達成でどうしても契約が欲しい状況でもありましたので、ええいままよ!ダメもとでGOを出しました。
彼は朝イチで営業開始と共にお客様へ会いに行き、以外にも好印象を持たれます。
それまでに何度もお客様にお電話して不在だったことも伝わっていたのでしょう、アポ無しではありますが、逆にそれが功を奏して「熱心に頑張るね!」という印象につながったようです。
また過去に何度か訪問して追客できていたことも良かったです、顔を合わせていることで単純接触効果もありました。
そして本日結論を頂きたい旨を伝えたうえで、その場で改めて打ち合わせをし、懸念事項をしっかりつぶし、その日の夕方にはご契約を頂くことができました。
社長は他のサービスとの比較検討で悩まれていたのですが、最後は「もう頼むよっ!」と根負けした感じだったようです。
新人営業マンの熱意がお客様を決断させました。
今回のように、案件にはなっているけれどもなかなか接触できないので、最終的に飛びこむという方法は、全てのお客様に対して有効というわけではありません。
急に訪問することになりますし、導入をするか否かの結論をその場で迫ることにもなるので、しつこいウザいと迷惑がられる場合も多いです。
案件を決めるか飛ばすかハッキリさせることが、必ずしも良いとは限りません。
結論を急がなければ本来は入ったかもしれない案件が、飛ばしてしまうことで悪い印象になり、今後二度と導入して頂けなくなってしまうこともあると思うからです。
そんなことを考えてる内に僕は正直びびっていましたが、新人くんの熱意の後押しもあり、今回強気の選択をして本当に良かった。
お客様の特徴や状況をしっかり見極めたうえで、ときには攻めの判断もしていかなければいけないと今回の件で彼から教えられました。
11月も本当にお疲れ様でした、今年最後の1ヶ月も頑張りましょう。